
畜養ウニブランド「豊後の磯守」
海と、地域と、食べる人を笑顔に。
陸上で、空っぽだったウニが満ちるころ、
空っぽになった海にも少しずつ多様な生き物が戻ってくる。
満ちたウニは、地域の経済を動かし、
食べる人の五感を喜ばせる。
めぐるほどに豊かになる畜養ウニ、
「豊後の磯守(ぶんごのいそもり)」。
どうぞ、召し上がれ。
「豊後の磯守(ぶんごのいそもり)」に込める想い
「豊後の磯守」は、大分の海の海藻を食い荒らし、厄介者となった空っぽのムラサキウニを捕獲し、身がぎっしりとなるまで育てて皆さまの元にお届けする水産商品です。このムラサキウニが流通することで、大分の海に命のゆりかごである藻場が回復し、豊かな漁場が復活するだけでなく、ムラサキウニは新たな特産品として地域経済を豊かにしてくれます。
「豊後」は、大分県南部の旧国名。かつてのふるさとのように豊かな漁場を保全するという意味合いを込めています。また、「磯守」は、現状砂漠化している磯を森のように豊かに再⽣することを願い、「森」と「守」を掛け、名付けました。
「豊後の磯守」の3つの特長
1. 美味しさにこだわって育てています。
ウニの美味しさは、餌で決まることをご存知ですか。私たちの陸上畜養では、食用昆布の端材を活用した特製飼料を与えてウニを育てます。昆布の旨味成分と栄養が、ウニに格別の美味しさをもたらしています。ホルモン剤、抗生物質、遺伝子組み換え原料、保存料ほか、海や森から過度に資源を搾取するような原料は、一切使用していません。
2. 通年で安定した品質の国産ウニをお届けします。
天然のウニは個体差が大きく、価格は常に変動しています。また、天然ウニ漁は限られた漁期にのみ可能であるため、通年で国産の新鮮なウニを仕入れることは困難です。私たちの陸上畜養では、ウニの成長に適切な水温・水質と専用飼料で年間を通じてウニを育てるため、季節を問わず、新鮮で良質なウニを、安定した品質・価格でお届けすることが可能です。
3.環境も、地域も、人も幸せにする波及効果があります。
私たちの陸上畜養による波及効果は、磯焼けの解消による藻場・漁場の回復だけでなく、輸入に多くを依存するウニの国内自給率の改善、新たな特産品を生むことによる地域活性、漁業者の新たな収入源の創出など、多岐に渡ります。また、排水を汚さず、海水をろ過・循環して使用したり、持続可能な原料のみを飼料にするなど、その畜養プロセスにおいても環境配慮を徹底しています。
★詳細は、「大分うにファームについて」「なぜウニを陸上畜養するのか」のページもあわせてご覧ください。
「豊後の磯守」が食べられるお店
2019年に大分県内の旅館、飲食店へ畜養ウニの試食会を行い、非常に高い評価と商業規模での生産に期待を寄せていただきました。2021年8月より順次出荷を開始しております。今後も大分の新たな特産品として、お取り扱いいただけるお店を拡大していく予定です。
【「豊後の磯守」が食べられるお店リスト(一部・順不同)】
大分市
別府市
福岡市
高松市
*商品の提供状況につきましては、念の為、ご来店前に各店舗に直接お問い合わせください。
一般向け小売販売
産直通販サイト「食べチョク」にて「豊後の磯守®︎」塩水パックを販売開始しました。
昆布の栄養たっぷりの餌で大切に育てたウニ本来の味をご家庭でもお楽しみいただけます。
今後の展開
1.首都圏での販売体制
ウニノミクス社は、畜養ウニ販売パートナー企業として日本大手ウニ商社と提携しています。地元の販路ではリーチできない首都圏大手チェーン店、百貨店を中心に、大分うにファームが生産する畜養ウニの販売拡大と宣伝をバックアップしてもらいます。現在、協力店舗からは、国産天然ウニが出回らないシーズンも安定して国産ウニを提供できる畜養ウニを評価いただき、継続販売を要望されています。
2.海外展開
日本食、寿司ブームが後押しし、日本を超える勢いでウニ需要、購買力が成長する中国。ウニノミクス社は中国大手水産企業と中国市場における環境にやさしい畜養ウニのブランディングと販売におけるパートナーシップ協定を締結しており、大分うにファームが生産する畜養ウニを中華圏巨大市場へ挑む体制を構築しています。